べにふうきについて2017.03.30
「べにふうき」 とは
1995年に品種登録された 日本で初めての紅茶・半発酵茶兼用品種です。
品種「べにほまれ」 を母親に「枕Cd86」を父親に交配された組合せから選抜されました。
メチル化カテキン(epigallocatechin-3-O-(3-O-methyl) gallate;EGCG3”Me)と 「べにふうき」
「べにふうき」 に含有されているメチル化カテキンが抗アレルギー作用を有していることが明らかにされたのは、1999年のことです。
紅茶にすると酸化酵素の働きでメチル化カテキンが消失してしまうことやメチル化カテキンは、成熟葉に多く含有していることがわかりました。
メチル化カテキンについて
茶葉中に含有されるポリフェノールの1種で、茶葉に最も多く含まれるエピガロカテキンガレートの一部がメチル化されたもの。
「べにふうき」という茶の品種に多く含まれる。高温で溶け出しやすく、水に溶けて作用します。
ヒト介入試験では、アレルギー性通年性鼻炎の有意な軽減効果は1日あたり34mg以上で認められました。
「べにふうき」 緑茶はどんなタイミングで飲み始めるのが良い?
季節性アレルギー性鼻炎には、スギ花粉が飛散する1.5ヶ月前から飲用を開始すると、花粉飛散時に飲み始めるより効果的でした。
早めの飲用がおすすめです。
農研機構 野菜茶業研究室 べにふうき緑茶の研究情報 抜粋